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海事代理士試験

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ということで、二次(最終)試験である口述試験受けてきたおはなしです。

この口述試験はとにかく独特でした。
今回は当日の流れ、どんな問題が出たか、
感想などなどいろいろ紹介できればと思います!

まかろんろん
まかろんろん
霞ヶ関駅から地上への向かい方は
DTMブログ執筆者(以下DTM)が受験した
R5年度の口述試験をまとめた
以下の記事で画像付きで紹介しています!

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当日の流れ

持ち物

会場に持ち込むべきものとしては・・・

受験票

これは必ず!筆記試験終了後も分かるところに保管しておきましょう。

国土交通省から送付された口述試験の案内書類一式

当日自分が何時からの試験か、会場へのアクセス等詳しく載っています!

いつも使っているテキスト等

早くから受付を済ませて開始までゆっくり勉強できますよ!

筆記用具

念のためボールペン・シャープペンそれぞれ1本あると便利かも。

写真付き身分証明書

入庁の際に必要でした。運転免許証を持ち合わせていない方は、他の顔写真入り身分証明書を携帯しておいた方が良いです。

飲み物、薬(喉・お腹など)

時期的に乾燥しやすく、
風邪・緊張などから喉がカラカラになる可能性があります。
その他、緊張で胃腸を壊しやすい方はストッパ等の薬もお守り代わりにあると
安心です!寒い時期だとおなかを壊しやすいこともありますしね。


じい
じい
本番会場では同時刻の受験生4名で
一つの長テーブルを荷物置き場として使用します。
なるべくコンパクトを心がけると良いでしょう。

入庁!

口述試験案内にある通り「3号館外務省側入り口」より入館。
入口両側にいるガードマンさんには特に身分証などを見せなくても
そのまま素通りで大丈夫です。

入口入ってすぐ右側に受付、正面は自動改札のようになっており、
入館カードをタッチしないと進めないシステムになっています。
右側の受付で海事代理士の口述試験で来庁したこと、身分証明書の提示を行えば、
入館用紙に記入せずにすぐ入館することができました。
その後は案内書類記載の地図に沿って口述試験受付兼控え室となっている
2号館一番奥へ進みます。

扉に「海事代理士試験 受付」のように張り紙がありますのでノックをして入室。
3人の職員の方が受付をしてくださいました。
まず、氏名・受験番号を名乗ります。すると、合格証に記載するための
氏名・生年月日の最終確認書類(1枚)を渡されますので、
よーく確認後、大丈夫でしたら署名を行います。

署名後、受付の方より「試験時間・集合時間・どの教科から開始するかを
掲示していますので確認してください」とのおはなしがあります。
壁に掲示された用紙に受験番号とともに開始・集合時間・グループ名と
ABCDのアルファベットが付与されていました。
A 船員法 B 船舶法 C 船舶職員法 D 船舶安全法 といった感じです。
私はCの船舶職員法からの開始でした(なんとDTMと同じ!)

受付と向かい合わせになる感じで椅子がずらっと並べられており
(病院の待合室みたいな感じでした)集合時間まで一応出入りは自由。
庁内にはドトールもあるため、ここでホッと一息することもできますが、
私はその勇気がなく(笑)結局1時間ずっと復習に充ててました。

集合時間になると、職員の方から「○○時開始の方のお名前を読み上げます」
という形で、8名呼ばれます。Aグループ・Bグループそれぞれ4名ずつに別れ
1回の時間で8名受験するという流れです。

外に8個椅子が並べられており、「AグループのA船員法」のように
椅子の上に掲示がありますので、自分の該当の椅子に座って待機します。
この時、隣の部屋から話し声とチーンというベルの音がうっすら聞こえてきて
ああ~やってるなぁ~と感じたのを思い出します。
その後、試験会場入りするのですが私のグループは1Fまで移動するように
言われました。担当職員の方に連れられ、階段を降りると同じような部屋に到着。
(もうひとつのグループの方はおそらく2Fのあの真横の部屋で
受験されたのだと思います)

入室すると、中央に大きなパーテーション(壁のような仕切り)があり、
それぞれ四隅にノートパソコン・時計等を備えた試験官の方が座っています。
試験官と受験生の間のパーテーションはなく、試験官の方は皆マスクでした。
まず入室後、入口すぐの長テーブルにそれぞれ荷物を置き、
受験票だけを持ち自分の最初の科目の席まで速やかに移動します。
席に座る前に氏名・受験番号を名乗り、試験官の方にどうぞ、と言われ
椅子に座ります。試験終了後はありがとうございましたとお礼を言い、
隣に移動。その繰り返しとなります。

全教科終了後、試験監督官(タイムキーパー・ベルを鳴らす係の方)から、
忘れ物が無いようお帰り下さい、と促されますので、
荷物を持って速やかに退場しましょう。
部屋を出ると、次の時間の4名の受験者が椅子で待機されていました。
連れてきてくださった職員の方にもお礼を言い、その場を後にしました。

ちなみに、1Fにはコンビニ?2Fにはドトールがありましたが、私の受験時間は
終了時に丁度お昼休みが開始するスケジュールだったため、どこも激混みでした。
ドトール寄って帰ろうと思ったんですが、すでにスーツのおじさまたちが
席を陣取っている状態(注文も長蛇の列なのでテイクアウトも断念)
・・・せめてコンビニに寄ってくるんだったと後悔
(なかなか入る機会ありませんもんね)
これから受験される方はぜひ、記念にコーヒー飲んでみてはいかがでしょうか?

退出する際は入館カードを入口の改札もどきでスキャンし、
入口受付の方に返却すれば終了です。

出題された問題

試験終了日にメモしてみたので、割と正確かと思います。
(R6年度口述試験問題は全て公式サイトで公開済です)

船舶職員及び小型船舶操縦者法

・再教育講習の通知を受けた者が講習を受けるべき期間は
・海技免状を期間前に更新できる場合を2つ
・身体検査の内容、視力以外2つ
・小型船舶操縦者の遵守事項2つ
・海技免許にかかる限定2つ

船舶安全法

・船舶安全法で規定される航行区域全て(4つ)
・最大搭載人員の種類を全て(3つ)
・製造検査を受検する船舶の大きさと受験義務者
・最初の定期検査に合格した場合交付されるもの2点
★臨時検査を行う時に提出する書面の名称は

船員法

・労働時間の定義を船員・海員それぞれの立場で答えよ
・海員が守らなければならない事項3つ
・沿海区域平水区域・港間のみの有給休暇の日数
・18歳未満の船員が夜間作業に従事できる船舶を全て
・船員手帳の有効期間について日本人・外国人それぞれ答えよ

船舶法

・船舶に使用できる文字 漢字平仮名以外全て
・仮船舶国籍証書の有効期間の定め方の定義について
・船舶国籍証書を返還すべき場合全て
・船舶法適用外船舶全て
★船舶国籍証書の検認期日に間に合わない時に国が用意している救済とは

★は、はっきり答えることができずおそらく×
体感的に★以外はおそらく全問いけたのではないかな?と思いました。

口述試験の攻略ポイント

最初の挨拶が意外と肝心

各科目ごとに担当官へ氏名・受験番号等、挨拶を行いますが、ここが意外と
後々に影響を与えます。元気に挨拶することで自分に対しての自信にも
繋がりますし、発声練習にもなります。

飛ばした問題が何問目か必ず覚えておく

今回私が受けたR6年度試験では悩んだ問題がすべてラストの5問目に出たことで
ゆっくり時間をかけて考えることができましたが、
例えば途中の2問目・3問目あたりに新問・分からない問題が出て
飛ばすことになった場合、左手で「2」右手で「3」を作っておくと安心です。
(間にテーブルをはさむため、手は向こうから見えませんのでご安心を)

5問目が終わってもう一回お願いしますと言った時に、
焦りから何問目の問題だったかを思い出せない可能性があります。
また、試験官は問題文をはじめから読み直すため、その時間もロスになります。
手で数字を作っておくことでスムーズにもう一度考えたい問題を想起できます。
仮に3問分からない問題があった場合は、3問目は頭で覚えておきましょう!

論述系は飛ばして最後に

船舶法の船舶国籍証書の取得・書換・譲渡の手順説明、
船舶安全法の乗り組み基準の定義等、長文で回答しなければならない問題が
途中で出てきてしまった場合、何度も練習し、すらすら出てくるものを除いて
必ず飛ばして最後に応えた方が良いです。
頭では覚えていても単語を繋ぎ繋ぎ・・・レベルの場合、完答までに
時間がかなりかかり、その後の問題を読み上げている途中で時間切れ・・・
なんて状態もありえます。

問題は一言一句しっかりと聞く

この試験は○○を除く、○○以外など、問題が途中で
分岐するものが多いです。試験官によっては声が小さかったり、
聞き取りにくかったり、早口だったりする可能性があります。
問題読み上げ時は「以外」のような単語が出てくるか・
出てこないか全力で注意しながら聞きましょう。

答える時の目線はどこでも大丈夫

最初と最後の挨拶は目を見て行うことが理想ではありますが、
問題文読み上げ・回答時は目線はさまざまなところに行っていました。
顔を見て答えないと減点!のようなことはありませんので、
自分が楽に感じるところに目線を持って行って大丈夫です。

R6年度口述試験を受験しての感想


とにかく緊張しやすい私ですが、事前にたっぷり訓練を重ねたため、
本番は落ち着いて答えることができました。R5年度受験のDTMからは
「試験官によっては早口・聞こえにくい可能性があるから注意」と
言われていたのですが、私が受けた年はどの試験官の方も
割とゆっくり、しかも重要論点はわかりやすく喋ってくれたため
(○○「以外」←ここめちゃ強調 など)とても聞き取りやすく
安心出来ました。ただ、おそらくDTMと私とでグループが違ったため、
別グループの試験官は癖のある方もいるかもしれません。

過去問を捻った問われ方&新問?がトータル2問ありましたが、
船舶国籍証書の取得・書換系の流れ説明といった
論述系の問題がなかったため、
問題のトータル難易度はやや易しめではないかと思います。

picture of macaroons line

以上、R6年度口述試験を受験体験記でした!

この口述(最終)試験はどの地域にお住まいの方でも
国土交通省がある東京都まで集結しなくてはならないため、
特に北海道・沖縄など遠方にお住まいの方はかなりの負担
(金銭・身体・精神すべてにおいて)かと思います。
前日、場合によっては前々日から都内近くのホテルに宿泊したり、
当日も早くから会場入りしたりする必要がある一方で、
試験本番はたったの15分。あっけなく終了してしまいます。
そのためこの15分に全てを賭ける必要があります。
悔いの残らないよう、オーバーキルすぎるくらいの
勉強を行っておくことをオススメいたします!

まかろんろん
まかろんろん
みなさんの健闘をお祈りいたしております!

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