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危険物取扱者試験

【危険物取扱者試験】文系が乙3・5・6の性消を受験!それぞれの感想、注意すべき点を紹介!

まかろんろん
まかろんろん
私(節約)はDTMブログ執筆者(以下DTM)に1年遅れて危険物乙4の試験を受け、無事に合格を勝ち取りました!

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乙4を受験した後、折角なので甲種の受験資格も欲しい!ということで、
甲種受験資格である乙3・5・6を受けることにしました。

乙4取得に伴い、法令・物化は免除となるため
各類性消(性質・消火)だけだったので、気持ち的には楽だったのですが、
それぞれ一味も二味も違っていて、なかなか歯ごたえがありました。

そこで今回、理数系の勉強をほぼしていなかった私(節約)が、
甲種の前哨戦である乙3・5・6を受けて感じたことを紹介します。

使用したテキスト

乙4と同じく、公論&ユーキャンのセットで勉強しました!

・ユーキャンは模擬試験&解説付き
・公論は1問目に必ず出題される1~6類の複合問題が豊富に掲載されていますよ!


私個人の体感難易度&成績

個人的に難しいと感じた順に(難)5>>>3>>6(易) でした。

乙5だけ危なかったのですが一応全て一発合格です。

それぞれの特徴・難しいと感じたポイント

乙3

乙3は「自然発火性及び近水性物質」です。

難しいと感じたポイントは

①「物質」のため個体・液体とで覚える必要がある

個体と液体の両方含まれる「○○物質」は乙5とこの乙3のみです。
物質の色とともに、この物質は個体・これは液体などを覚えなくてはなりません。
中にはイメージしづらく非常に覚えづらいものもあります。

(ジエチル亜鉛・・・無色の液体等。鉛なのに灰色でもなく個体でもないの?と
疑問に感じた覚えがあります)

③似たような名称の物質が複数存在する

ただのカルシウムがあれば炭化カルシウムがあったり、
ただのリチウムがあればアルキルリチウムがあったり、
それでいて、色や形状も異なるなど紛らわしいことになっています。

④空気・水と混ぜた場合の変化も覚える必要があり

乙3の物質は空気か水、その両方に接触させてはならない、とされています。
そのため、それらと接触してしまった場合どんな変化が起こるのか
(毒ガスなどが発生したり、爆発したりなど)その変化の結果なども
併せて聞かれることが多く、やや負担が大きいです。
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一方、物質はカリウム・ナトリウムなど馴染みのあるものばかりですし、
炎色反応などの小中理科で習うポイントも含まれていることから
そこまで抵抗感を感じませんでした。
黄リンやリチウムなどはっきりした特徴があるものがあり、消化や保存方法は
比較的覚えやすかったように思います。

乙5

乙5は「自己反応性物質」です。

難しいと感じたポイントは

①「物質」のため個体・液体とで覚える必要がある

こちらは前述の乙3と同様です。

①呪文のような長文の名称が多い

カタカナで長文の名称の物質が多く、
化学アレルギーのある方にはたまらないと思います。
改めて見ると、ジ・テトラなどそれなりの意味があるものではありますが、
化学をある程度わかっていないとただのよくわからん滅びの言葉みたいにしか
感じられないのが辛いところ。幸い、国語の試験のように
名称を正確に暗記するという必要はないのでそこは安心です。

②馴染みがなく想像しにくい

乙5の物質は乙3のカルシウム、乙6の過酸化水素のように
日常的に聞いたり馴染みがある物質がほぼ皆無です。
そもそも火薬や爆発物に使用するものが大半のため
花火工場などに勤務されている方や化学マニアな方以外には
一般的に縁のない物質だらけです。
そのため、どんなシーンで使うのか、どんな形状のものなのかなど
全く想像がつかないのがキツかったです。

溶解性がバラバラ

乙5の物質はさまざまなものに溶けますが、
かなりバラついており、覚えるのが大変でした。
特に同じ水でも冷水に溶けず、熱湯には溶けるみたいなものもあり、
溶けない、わずかに溶ける、溶けるがあったりと
ただでさえ覚えづらいのに輪をかけての苦行でありました。
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とにかく一番勉強が大変だったのがこの乙5。
初めて聞く名前の物質が多く、文系の方はアレルギーが出てしまうかも。
自分なりの語呂などを考えると乗り切りやすいと思います。
ただ、文系の方の場合、勉強していて「科学の勉強してるなあー」と
いう謎の優越感が味わえます笑

乙6

乙6は「酸化性液体」です。

難しいと感じたポイントは

細かく聞かれる可能性大

物質数が少ないのが乙6のメリットですが、
その反面、一つの物質に対して細かいところまで聞かれる可能性が高いです。
過去問集などを駆使しても、当日対応できないなんて事態も大いにありそうです。
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乙6の対策としては個人的にこんなところで大丈夫かな??と。
全て「液体」「不燃物」「無機化合物」としっかりとした特徴があり
迷いにくく、硝酸や過酸化水素等の馴染みのある物質も多いため
この中ではダントツに攻略しやすいと思います。
難しいものから攻略したい!という方は一番最後に回すと気分的に楽かも??

乙4取得→性消だけを受けるにあたって

試験当日の流れ

多くの方が乙4で法令・物化も受験される傾向にありますが、
初回にフルで受験する際の所要時間である2時間に対し、
性消のみ受験の場合は35分間の試験で済みます。
ただ、35分間ということで途中退出は基本的に認められておらず、
時間になったら一斉に退出という流れとなります。

そして、基本的に乙4をはじめ他の乙種受験生と同室で受験することになりました。
ただ、試験監督から詳細に説明があるので、そこは心配いらないです。
問題用紙は乙4と同様1~35問までの構成ですが、乙12356の場合、
それぞれ自分が受験する性消の回答欄(26~35問)のみを使用します。

法令・物化免除の性消のみ受験の方は初めての場合戸惑う可能性がありますが、
当然のことながら自分の受ける種類までページをめくって受けることになります。
(問題用紙裏面に〇種は〇ページからとの記載がしっかりあります)

終わったら、乙4の時と同じく、机の上のシールを剥がし、
問題表紙に貼り付けて解答用紙と併せて提出となります。
(大抵時間が余るので解き終わり次第剥がして貼っておく感じがベストです)

まかろんろん
まかろんろん
一回シールを貼り付け忘れ、提出に行ったら試験官に
「あれ?シールは?」と言われ
慌てて席まで戻った不届きものはこの私でございます。
相変わらず人の話を聞いていないのですな・・・

危険物乙種試験は乙4が圧倒的人気のため、
それ以外の乙種(12356)は基本的に乙4と抱き合わせであったり
そもそも試験日程が全然なかったりと乙4に比べ、スケジュール合わせが
難しい可能性があります。試験日程は公式サイトで都道府県別に確認できますので
受けたい!という方は早め早めにスケジューリングしておくことをお勧めします。

1科目ずつ受験しても時間は有効活用できる

性消のみの試験時間は35分であるため、
その短時間のため、貴重な休日を潰して
何度も会場に行くのも面倒という方もいらっしゃるかもしれません。

DTMは3種同時受験を無事こなし、1発で全て取得しましたが
私が受験した限りでは、正直3種同時受験はかなりハードルが高いように思います。
ある程度理系の素養がある方、勉強が得意な方以外はあまりお勧めできません。
結局そこで共倒れになってしまっては
余計に時間もお金もかかってしまいますからね。

35分間で終了なので、事前説明を含めて1時間程度で終了となります。
その後、友人との遊びなどの予定を入れても負担になりにくいため
融通の利く用事の場合、試験終了以降にスケジューリングしておくと
時間も有効活用できますよ!

併用受験するなら・・・

その上で、どうしても手っ取りばやく取得したいという場合、
個人的にお勧めな併用組み合わせは
乙3&乙6で、乙5は単体受験がお勧めです。

DTM曰く、
3種同時受験はこの変化は乙何種だったっけ?となる確率が高いそうです。
「○○は乙3種である」のような問われ方はしないのがこの試験の特徴ですが、
例えば可燃物の過酢酸 (乙5 )を名称的に不燃物しかない6類
(「過○○」という名称が多め)と勘違いした場合、乙6は可燃物も含まれる、
という問題で〇とし誤る可能性が出てきます。
曖昧な覚え方だと反ってあだになる恐れがあるのです。

また、運が悪いと個数問題が4/10くらいの割合で入ってくる可能性があります。
5択の個数問題はなかなか厳しいです。しっかり頭に入っていないと
ちょっとしたケアレスミスで落としてしまうなんてことも大いにあると思います。

そういったことから3種同時受験は頭の切り替えがスパッとできる、
化学の素養がある方向けだと思います。

まとめ

以上、乙3・5・6の性消のみを受験してわかったことでした。

こんなところがポイント!

  • ★乙6以外は「物質」のため覚えることが多め
  • ★試験時間は短いのでその後に予定を入れるのも◎
  • ★3種同時受験は自信のある方以外お勧めしない

甲種への直通での受験資格がない方は、乙4の合格後
この3・5・6を受験する流れになるかと思います。

たった10問の性消のみと侮ることなかれ、それぞれに一癖も二癖もあるなーという
印象でした。一方、試験時間は説明含め1時間あれば終了するので、
前後に予定を入れても負担になりにくく、他の予定と並行して組むことができ、
時間の有効活用が可能なのは良いなと感じました。

まかろんろん
まかろんろん
皆様の健闘を祈っております!

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