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皆さんがお住まいの地域はどんなところですか??
日々生活していく上で、ライフスタイルなどもさまざま変化していきます。
転勤・大学進学・結婚・地方への移住・Iターンなどなど・・・
その過程でどこかしらに住む場所を変える方が多いと思います。
生まれて高齢になるまで一度も住まいを変えたことがない人の方が
少ないのではないでしょうか。
その際に「〇〇県」の「〇〇市」あたりまではだいたい絞り込めるのですが、
もっと細かく見ると〇〇マンション・〇〇団地・〇〇自治体など、
その地域地域ごとで、さらに細かい特性があります。
そこを見極めながら住居を探すこととなります。
良い物件を見つけたものの、実際に引っ越す前に近隣がどんな雰囲気かを
簡単にチェックできる方法として、ゴミ捨て場を見る、というのを
よく聞くと思いますが、その地域にある小さな公園をチェックすると
自然とその地域が見えてくることに気がつきました。
誰が立ち寄ってもあやしくありませんからね!
そこで今回、小さい公園をチェックする理由・そこから見えてくることを
紹介して行きたいと思います。近々転居をお考えの方、
どんな地域に住むか迷っている方などに、
なんとなく程度に参考にしていただければ幸いです。
持ち家は勿論、賃貸物件を探す上でも事前調査は重要ですね!
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そもそも公園ってどこにでも必ずあるものなの?
公園は都市の形成に必要不可欠とされる「都市施設等」の一つに数えられます。
そして、市街化区域・非線引き区域に至っては「道路・下水道・公園」を
必ず定めなくてはならないとされています。
都道府県は、都市計画区域について無秩序な市街化を防止し、
計画的な市街化を図るため必要があるときは、
都市計画に市街化区域と市街化調整区域との区分を定めることができる
(都市計画法第7条)。ただし政令指定都市には区域区分を定めなければならない。
市街化区域と市街化調整区域を分けることを、
法律上は「区域区分」と言うが、一般には「線引き」と言われている。
市街化区域
優先的かつ計画的に市街化を進める区域。
具体的には、「すでに市街地を形成している区域」と
「おおむね10年以内に計画的に市街化を図るべき区域」によって
構成される。市街化区域は、国土の3.9%を占めている。
市街化調整区域
市街化区域とは反対に、市街化を抑制する区域。
この区域は、開発行為は原則として抑制され、
都市施設の整備も原則として行われない。
市街化調整区域は、国土の10.3%を占めている。
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区域区分非設定区域
市街化区域でも市街化調整区域でもない都市計画区域。
法律上は「区域区分が定められていない都市計画区域」という。
※Wikipedia「都市計画区域」より引用
このことから、市街化調整区域などの一部を除き「公園」はその地域地域で
置かれている、ということになります。
大きい公園でも良い?
井の頭公園や山下公園のような規模の公園、
「〇〇総合公園」のような名前がついている公園、
土日にイベントやキッチンカーなどが集まる公園は「大規模公園」に値します。
この大規模公園は、
・近隣住民ではなく市区町村外、あるいは都道府県外からも利用者が集まる
・多くは管理組合などの管理者が設置されており、常に綺麗
こんな理由から判断材料からは省くのが無難です。
遊具が1、2個くらいポツンとある感じ、ベンチがちょっと置かれている程度の
「こじんまりした公園」をみるようにしてください。
綺麗な公園から見える近隣像
マナーを守る住人が多い
ゴミなどが散乱していない・ポイ捨てがないなど、
公共物に対するマナーを守れている住人が多くいると考えられます。
些細なことかもしれませんが、共同住宅の場合共有スペースなど、
戸建ての場合、ゴミ集積所などもマナーを守って気持ちよく
使用できている可能性が高いと考えられます。互いを思いやり、
騒音などの住民間トラブルも起こりにくいのではないでしょうか。
そもそも公園を使わない
そもそも公園を使っていない、という可能性もあります。
その場合、公園近くの住宅に対する騒音トラブルなどにも発展しにくいと
考えられます。逆にいうと、公園を使うような年齢層が少ないとも取れます。
静かに暮らしたいという方には良いかもしれませんが、
小さいお子さんがいる場合、近隣に同年代のファミリーが
少ない・公園で同年代のお友達を作るきっかけという面で
やや不利になることを念頭に置いておく必要があります。
近所に公園がなくても、公民館など地元のイベントで
お友達・知り合いを増やすという手もあります!
以下で詳しく紹介しております。
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清掃員さんなどが常駐している
綺麗に整備されている公園の場合、清掃員さんが常駐していることが多いです。
ボランティアの方も多いかもしれませんが、多くは雇われて清掃を行なっている
方々ばかりです。こういった方を雇えるだけの経済状況、住民の生活のために
予算を捻出してくれるといった姿勢などが垣間見えることになります。
また、定期的に清掃を行なってくださることで、近所を散歩されているお年寄り、
学校帰りの子どもに挨拶してくださったりと
「地域の目」となってくださることも多々あります。
その結果、不審者が入りにくい雰囲気となり、
治安の維持にもつながっていくことになります。
汚い公園の場合、考えられるリスク
汚い公園といっても大きく2つの局面があります。
①ゴミなどが散乱している。利用者が持ち込んだ遊具が置きっぱなし
(砂場で使用したスコップ、ボールなどが散乱したまま無人というケースも含む)
②雑草が生い茂っており非常に見通しが悪い
①の場合は、まず治安面で懸念があります。
ゴミが散乱していると「汚しても良いんだ」と無意識に感じたりして
よりそれが悪化、それにより質の悪い利用者が集まってしまうという
悪循環に陥る可能性もあります。
また、空き巣も綺麗に整っている住宅より雑草やゴミが外に放置されていたり
見た目に管理されていない住宅の方を狙うとされています。
整備されていない=近隣に気を配っている人がいない=犯罪しやすいという
負のループの原因となりやすく、できるだけ避ける方が無難です。
②の場合、雑草を放置していることにより伸びた木の枝で
怪我をしてしまったり管理されていないばっかりに
倒木の被害が起こりやすくなったりもします。
また、害虫・害獣の発生の恐れがあります。
スズメバチの大きな巣ができてしまったり、
立地によっては熊の出没スポットになってしまったりと
近隣で生活していくのに支障をきたしたり
危険と隣り合わせになることも。
また、見通しが悪くなることで、
同じように治安面の問題も発生しやすいです。
不審者がうろついていても気がつきにくかったり、
犯罪グループの温床になってしまう恐れもあります。
また、定期的に公共物である公園の整備を行うのは
基本的に自治体・自治体から依頼を受けた
業者さんです。こういった整備にさく人員・予算を
確保できないわけですから、
財政面、将来性といっためんでやや不安があります。
長期移住の場合、財政面、将来性も重視すべき項目に
一時的な転勤等での短期移住の場合はともかくとして、
永住目的での移住の場合、その街の「将来性」は
非常に重視すべきであると考えます。
その理由として大きく以下の事柄が挙げられます。
生活リスク
店舗や企業が閉鎖・撤退することにより、
日常的な買い物、就業場所が減っていくことも。
インフラに導入する人員・財政不足で道路や橋などの
メンテナンスが追い付かず老朽化が進んでしまったり・・・。
また、医療施設・公共交通機関の減便・廃止等の
社会サービスの減少の恐れがあります。
子育てリスク
学校の統廃校が起こりやすく、
遠方まで登校する必要が出てくる可能性があります。
親子ともども負担が増えることになります。
一方、子育て支援に力を入れている自治体は
転入数も着々と増加しており、将来的に二極化により受けることのできる
教育サービスの質にギャップが生まれていく可能性も。
災害時のリスク
過疎化により人員不足・防災対応が整っていない場合、
自然災害時の初動対応に遅れが出る可能性があります。
また、大規模災害であればあるほど小さな地域・
自治体ほど被害状況が気づかれにくく、
その結果対応が後回しにされる懸念も生じます。
まとめ
以上、近所の公園はその街の縮図?のお話でした。
この記事をまとめると・・・
- 大規模公園ではなく小規模公園をチェック
- 治安や財政、将来性などを計り知ることができる
- 永住目的の場合、これらは重視すべき項目
短期移住の場合は治安面などを軽く確認する感じでOKですが、
住宅購入の候補地探しなど、この街にずっと住み続けるぞー!という
場合は治安面に加えて長期的なスパンとして
財政・将来性なども併せてチェックしていただきたいと思います。
将来その家が子世代の手に渡った時に
どんな街になっていそうか・・・
その街の小さな公園から見えてくるかも?しれませんよ!